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工場見学
ラジャ・バナジー氏は「紅茶は8割が自然がつくるもの。そして2割は人間の技術によるもの」という言葉どおり、マカイバリの製茶工場には紅茶職人がいます。〈萎凋→揉捻→発酵→乾燥→選別〉という工程では、すべて職人が茶葉の様子を見ながら、温度や時間を調整していきます。職人の経験と勘による判断が紅茶の香りや美味しさを決めるのです。マカイバリ茶園では現在、ラジャ・バナジー氏に信頼をおかれているニル氏が工場マネジャーとして製造にかかわっています。マカイバリ茶園の工場は1859年に建てられ、世界の紅茶工場で一番古い工場です。ラジャ・バナジー氏は建て直しも考えたことがありましたが、今では最古の紅茶工場として大切に残していくことになりました。世界一歴史がある工場で、世界一の紅茶をつくるのがマカイバリ茶園です。 |
![]() ![]() 〈左〉工場の中には「紅茶は私たちの神様です」という看板があります。〈右〉工場マネージャーのニル氏。紅茶職人です。
![]() ![]() 〈左〉工場の中ではキャップと靴カバーが必須です。〈右〉揉捻の工程。
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![]() 袋づめされた紅茶は出荷を待ちます。
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![]() 乾燥の工程。
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テイスティング
ラジャ・バナジー氏自らがテイスティング・ルームで、マカイバリの紅茶のテイスティングを行いました。マカイバリのエプロンをつけて、それぞれ季節やグレードの異なる紅茶をテイスティングします。紅茶を口に含んだら、お行儀悪く音をたてながら舌で紅茶をまわし、最後はペッと吐き出します。最初は慣れないテイスティングも、最後のほうは皆さんうまくなりました。テイスティングの最後には自分が一番気に入った紅茶を願いをこめて飲みました。21日後に願いがかなうそうです。ラジャ・バナジー氏からの2つのお願いがありました。ひとつは日本に帰ったら何でも良いので木を植えてください。そしてもう一つは紅茶の種を植えてください、とのことでした。マカイバリ茶園の紅茶の種を皆に渡しました。常に自然との調和を唱えているラジャ・バナジー氏ならではのお願いです。 |
![]() ![]() 〈左〉テイスティングに入る前に説明をするラジャ・バナジー氏。〈右〉テイスティング・セッションではラジャ・バナジー氏が一人一人にエプロンをかけてくれました。
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![]() ラジャ・バナジー氏が紅茶について話をしてくれました。
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![]() 孫のヴィール君も参加しました。
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