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工場見学
マカイバリ茶園の工場は世界で一番古い歴史を誇る工場です。ワトソンが電気を発明したお陰で、紅茶製茶工場が世界で最初にダージリンにつくられました。その人物こそラジャ・バナジー氏の曽祖父です。歴史的な遺産としてラジャ・バナジー氏は自慢します。工場の見学をラジャ・バナジー氏がしてくれました。
紅茶の製造は萎凋(いちょう)→揉捻(じゅうねん)→発酵→乾燥→グレード分け→出荷の工程です。紅茶の製造は1日で完成します。つくりたての秋摘みオータムナルが世界中に出荷されていきます。工場の中は紅茶の良い香りが充満していました。紅茶も農作物で、摘みたて、つくりたてが一番、香りが素晴らしいです。その他バイオダイナミック農法には欠かせない調合剤も工場の2階にありました。歴史があるマカイバリ茶園の工場。紅茶は自然がつくるのが8割。人間の技術が2割です。工場の役割も大きいと思います。 |
![]() マカイバリの工場は世界で最も歴史がある工場です。 |
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![]() バイオダイナミック農法に使われれる調合剤500番の牛の角。 |
![]() 調合剤501番のセキエイ。 |
![]() 他の調合剤に使用されるハーブ。 |
テイスティング
マカイバリ茶園では毎日、ラジャ・バナジー氏によってテイスティングがされてから紅茶が世界に出荷されていきます。繊細なマカイバリ茶園紅茶を目・鼻そして舌をつかって判断していきます。まさに職人技です。ラジャ・バナジー氏は全身全霊をかけてテイスティングします。エコツアーでもテイスティングルームで、いろいろな種類のマカイバリ茶園紅茶をテイスティングしていきました。
バグドグラ空港からマカイバリ茶園まで登ってくるには3つの気候帯(亜熱帯、温帯、亜寒帯)を通ります。たった3時間のドライブでこれだけのバラエティーに富んだ気候帯を体験できるのはダージリンだけだそうです。マカイバリ茶園でも年間を通して、さまざまな気候を楽しめます。この時は秋ですが、春摘みが3月初旬からスタートし、4月の中旬から少し茶園は休眠します。4月の下旬から5月初旬にかけてベンガル湾から大きな雲がマカイバリ茶園をとおり、大雨と雷をもたらします。それからセカンドフラッシュがスタートします。「サンダーボルト」がドルジリングというチベット語になり、ダージリンの地名になったとか。 テイスティングは行儀を悪く音を出して紅茶を口の中にいれて、舌をつかって音をたてながら口の中でまわして口から吐き出します。6種類のお茶をテイスティングしました。ラジャ・バナジー氏はマカイバリの紅茶を「MMHH」と呼びました。皆「??」と思いましたが、意味は「Miracle Mystical Himalayan Herbs 不思議な神秘的なヒマラヤのハーブ」という意味なのです。 最後は自分の好きなお茶を選び、願いごとを心にこめてそのお茶を飲みました。21日後にその願いが叶うそうです。「MMHH」と言われる理由はここにもあるのです。ラジャ・バナジー氏は一人一人に好きな木の名前をあげてもらいました。その木を日本に帰って植えてください、とメッセージを残しました。また紅茶の種も一人一人に渡し、紅茶の木も植えてくださいと伝えました。 |
![]() テイスティングルームでもラジャ・バナジー氏が様々な紅茶をテイスティングさせてくれました。ユーモア溢れる説明は、皆を笑わせました。 ![]() 明るい陽射しがはいるテイスティングルーム。
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