旧王国シッキムの歴史
中国、チベット、ネパールに挟まれるシッキム州は、かつてチベット系王家が統治する王国でした。19世紀、イギリスがインドを植民地にしたのに続き、シッキム王国はイギリスの保護領となりました。1947年のインド独立後、シッキム王国の支配権はインドへ引き継がれましたが、その後シッキム王国で政治的に大きな動きがあり、1975年にシッキム王国は消滅し、インドの第22 番目の州「シッキム州」が誕生しました。
デリーを出発し、旧王国シッキムへ!
いよいよヒマラヤの玄関、旧王国シッキムへ向けて出発です。デリーからダージリンの玄関口でもあるバグドラ空港まで飛行機で1時間半、そこから車で約6時間山道を行くと旧王国シッキムの州都ガントクに到着です。
途中の山道では野生の猿に出会ったり、黄金色にキラキラと輝く段々畑が広がっていたり、眼下にはティスタ川が流れていたりと、大自然の風景を満喫しました。
州都ガントク
山の斜面に作られたガントクの街は、ほとんど広い平地がありません。車2台がやっと通れる道の両脇には、背の高い建物が所狭しと並びます。街を少し離れると、景色は一変し、山々には段々畑が広がり、チベット仏教の教典が書かれたタルチョーが至る所に掲げられています。
世界のヒマラヤ山脈から昇る朝日
世界で3番目に高い山、カンチェンジュンガからの日の出を見るため、朝5時にホテルを出発しました。幸運なことにその日は晴天で、私たちがまだ薄暗い時間に展望台に到着すると、目の前には一面に薄明かりに照らされたヒマラヤ山脈が映し出されていました。私たちが来る前の3日間は、雲がかかっていて山が見えなかったそうです。
目の前に広がるヒマラヤ山脈の景色、日の出とともに刻々と色を変化させていく山脈は、言葉では表現できない程の自然の偉大さを感じさせられます。(中央が世界第三の霊峰カンチェンジュンガ)
何度訪れてもカンチェンジュンガを見ることができない人がいる中で、一度でその機会に出会えた私達の旅は、運に恵まれているように思います。
チベット仏教に触れる
中国、ブータンそしてネパールと国境が近いシッキム。文化や宗教が歴史的に交流を持ち、そして今なお、人々の日常生活に色濃く残されています。今回のツアーでは、 チベット仏教カルマ派の総本山ルムテック寺院やチベット学研究所を訪れました。ルムテック寺院の本殿に入ると、大勢の僧がお経を読んでいました。お経の旋律に楽器が加わり、なんとも心地の良いリズムです。
チベット仏教の教典をはじめ壁画、祭壇などを真近でみることができ、本や写真からは感じることのできない貴重な体験をしました。
チベット仏教について詳しく知りたい方は下記のURLが参考になるかと思います。
http://www.tibethouse.jp/culture/index.html
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