マカイバリジャパン お問い合わせ サイトマップ インドと日本とつなぐ懸け橋プロジェクト
インド国際協力プロジェクト

 > トップページ
 > 懸け橋プロジェクトとは
 > 過去のプロジェクト一覧

 > 第7回白内障キャンプ
 > 第6回白内障キャンプ
 > 第5回白内障キャンプ
 > 第4回白内障キャンプ
 > 第3回白内障キャンプ
 > 日本での研修プロジェクト
 > 第2回白内障キャンプ
 > 第1回白内障キャンプ
 > 協賛企業
 > 2005年玉露プロジェクト
 > 2004年玉露プロジェクト
 > 2003年玉露プロジェクト
 > 福岡正信氏の茶園訪問
 > 2009年エコツアー
 > 2006年茶園ツアー
 > 2005年マハラジャツアー
 > 2004年エコツアー
 > 2001年スタディーツアー
 > フェアトレード<準備中>
 > 水プロジェクト
 > 雹嵐基金
 > グジャラート州大地震基金
 > 共に成長すること
 > Growing Together
 > 2005年 来日講演記録
 > 2009年 来日講演記録
 > 2014年 来日記録 new!
 > 2001年〜2011年<準備中>

 

インド駐在ブログ
ニューデリー駐在員から届く
インドの「今」

 

懸け橋プロジェクトトップ > 茶園主講演記録 > 2005年来日講演会 > 講演記録3

マカイバリ茶園主来日講演記録マカイバリ紅茶農園主

2005年来日講演会トップ 講演記録1 2 3 質疑応答

2005年来日講演記録3

■植物と森林の役割■
 植物は、太陽の放射を光合成によって生化学エネルギーに変換するという独特な能力で生命を支えています。広がった根の構造は、健康な植物の証であり、健康な土壌を必要とし、同時に健康な土壌に貢献もしています。成長にともない、根は土壌の物理的な構造を変化させ、空気の通り道を作り、蒸発できるように水を取り除き、栄養を摂取します。これが、お茶を育てるときに、さし木ではなく、大地に根をはることができる自然交配による種(ポリクローナル・シード)をまいて行うという理由です。

■動物の役割■
 動物や人の健康が土壌に依存しているように、土壌が豊かになるためにも、動物が必要です。みみずは、土壌の大腸とほめたたえられています。みみずは、土といっしょに死んだ有機体を食べて、休むことなく消化器官へと運びます。この活動によって、土壌の構造や通気を改善し、土は栄養で満たされます。

  農場の動物たちは、農場の有機体にとって大変重要な役割を果たします。農場に動物なしに健全で生産的な土壌を作り出すことは、不可能ではないけれどとても難しいことです。農場の動物は、極上の肥料を提供して土壌を改善します。この肥料は、とくに適切に管理することで、まず一般的に使用する肥料になり、微生物刺激剤の役目を果たし、さらに土の調整剤となります。マカイバリには、1000を越える、雌牛、馬、やぎ、豚、にわとり、ガチョウがいます。

■人々の役割■
  人類の文明と土壌の豊かさには密接な関係があります。農業は、土地の健全さが、土地を管理する人類に左右されるという、人工的で、過度に単純な土壌生態系を作り出しました。人類は、少数の者が一時的な豊かさを求めるあまり、子孫の世代である未来をも犠牲にして、土壌の健康という問題を歴史的にも長いこと無視し続けてきました。

  文化的な価値は、土壌の健康に深い影響力を与えています。ということから、茶園だけではなく、茶園を含む社会そのものも、エコシステム、生態系の一部であることを視野に入れていなければなりません。
 
  つまりすべてはお互いに支えあい、助け合っているのであり、あらゆるものは、それ自体独立して存在することはできないのです。私たちはマカイバリで、(森林、お茶、人間)という3つの重要な要素を統合して、ひとつの有機体を作りあげました。

■お金の役割■
 現代の経済は、無条件に崇拝され、農業もそれにより非常に片寄った形態に陥っています。お金は、あらゆるものごとで大変重要な役割を果たしていますが、これを効果的に使わなければなりません。すなわち、すべての生きとし生けるものが、平和に調和をもって存在できる世界、勝者しか存在しない調和にみちた世界の実現をめざす全体的な視野をもって効果的にお金を使わなければなりません。

  これからの私たちの生活において、私が今話してきたようなホリスティックな立場で生きていくことが必要になるでしょう。そして、それは世界のどこにいようとも、可能なのです。私たちは”マカイバリ紅茶”を通じて、日本とインドのつながりを持ち、マカイバリ茶園の取り組みを通して、次世代にわたって持続可能な農業や生き方についての重要性も共有することができました 。

 マカイバリ茶園の総代理店であるマカイバリジャパンは、このようなマカイバリ茶園の理念に賛同し、日本でマカイバリ紅茶を販売するだけでなく、ダージリン地区への国際協力プロジェクトも行っています。

  マカイバリ茶園はこれからもマカイバリジャパンと共に、ホリスティックな立場に立った茶園経営を行っていきたいと考えております。 本日お集り頂いた皆様が、少しでもこのような理念に共感して頂ければ、大変嬉しく思います。

  どうもありがとうございました。

>>>質疑応答へ

2005年来日講演会トップ 講演記録1 2 3 質疑応答




 


マカイバリ茶園アジア・日本総代理店 有限会社マカイバリジャパン
〒165-0025 東京都中野区沼袋4-38-2
TEL: 03-5942-8210 / FAX: 03-5942-8211 / E-mail: tea@makaibari.co.jp

Copyright (C) 2017 Makaibari Japan Ltd. All Rights Reserved.