インド国際協力プロジェクト
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現地レポート 3
マカイバリ茶園の仲間たちとクリスマス・ディナー
白内障キャンプ〜器材が病院に到着!
203年12月25日〜27日
マカイバリ茶園の仲間たち
私が初めてマカイバリ茶園を訪れたのは、7年前です。家族4人でラジャさんのお宅でお世話になり、シュリパさんの愛犬プリンスと遊んだり、茶畑ではラジャさんの愛馬ジュピターに乗せてもらいました。その後、何度か茶園を訪れましたが、働いている人も、プリンスもジュピターもいつも変わらず私を迎えてくれました。
しかし、今回は茶園に世代交代 がありました。プリンスは今年の1月に亡くなり、その代わりにプリンスとそっくりのシェパード犬のセンチャとジェイ ドが私を迎えてくれました。また、ジュピターも今年の7月 に亡くなり、ジュピターのいとこトゥルーパーがラジャさんを乗せて茶園を走っていました。ジュピターが住んでいた小屋にはトゥルーパーとジュピターの友達の白やぎがいました。少し淋しい気もしましたが、新しい仲間が入り、今まで以上にマカイバリ茶園は活気にあふれていました。
写真上:トゥルーパーとラジャさん。トゥルーパーはジュピターのいとこだそうです。
写真左:シュリパさんの愛犬センチャ(右)とジェイド(左)
ラジャさん宅での朝食
ラジャさんのお宅での朝食は、庭で採れたグレープフルー ツ、きびのオートミール、コミュニティーの人が飼っている 卵のオムレツ、庭で飼っているミツバチのはちみつ、そして マカイバリ紅茶です。もちろんすべてオーガニックです。ラジャさんの奥さんのシュリパさんが朝食から夕食まで働いている人達に献立を渡し、キッチンで一緒に作りながら指導をしています。毎日、マカイバリ茶園で採れた野菜をふんだんに使ったおいしいお料理を頂いています。
クリスマス・ディナー
25日のクリスマス・ディナーは、白内障キャンプを行う国立クルセオン病院の近くにあるクルセオン・ツーリストロッ ジにラジャさん夫妻とマカイバリ茶園のティーマスターのゴッ シュさんと一緒に食事をしました。白内障キャンプを成功させること、来年の抱負など、ラジャさんのジョークを交えな がら、楽しいひとときを過ごしました。
白内障キャンプ〜器材が病院へ出発!〜
手術の器材が入った木箱が、マカイバリ茶園を出発し、病院へ運ばれます。マカイバリ茶園工場の入り口にて。
26日、日本から届いた木箱2つを国立クルセオン病院に運びました。高さ2mの木箱、2つ合わせて1tを15人近い人達が力をあわせて運びました。
丸太を使って、木箱をトラックから慎重に降ろします。
手術室に木箱を運び入れるまで、1時間以上かかりました。
米谷先生が到着されるまで木箱は開けませんが、この木箱の中に入っている器材がダージリンの人達に再び「ひかり」を届ける役目をするのだ、と思うと期待で胸がふくらみます。
今回手術を受ける予定の人達も既に入院し、検査を受け、米谷先生の到着を待っています。
病院側との最終打ち合わせ
米谷先生がダージリンに到着される前日の27日、再び国立クルセオン病院に行き、最終の打ち合わせを院長のDr.シャルマとしました。今回手術を受ける人は20人、と決まりました。これは希望者約80人からDr.シャルマと眼科の先生達が決めました。
白内障キャンプの話が持ち上がってから、2年以上がたちますが、いよいよ明日から2年越しのプロジェクトがスター トします。米谷先生が無事に到着されますように、白内障キャ ンプがスムーズに進みますように、ただそれだけを祈るばかりです。
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現地レポート1
霧の濃いニューデリーに到着しました。ニューデリーのクリスマスの様子など。
現地レポート2
マカイバリ茶園に到着。今日からラジャさんが子どもの頃に使っていた部屋に泊まります。
現地レポート3
マカイバリ茶園の仲間たち。ラジャさん夫妻とのクリスマス。白内障器材が病院に到着。
現地レポート4
米谷先生がマカイバリ茶園に到着。プージャの後、器械のセットアップ。
現地レポート5
開会式、プレスカンファレンスのあと、手術第1日目が始まりました。
現地レポート6
手術2日目。合計で16人の患者さんに白内障手術を行いました。
現地レポート7
手術の他に20人の患者さんを診察し、無事に白内障キャンプの最初の幕が降ろされました。
白内障キャンプを終えて: 米谷先生からのメッセージです。
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